マエサワ税理士法人公式メールマガジン前沢寿博の「企業経営の王道」

直接対話することの重要さ

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マエサワ税理士法人
前沢寿博の「企業経営の王道」

[第75号] 直接対話することの重要さ

2020年5月20日 配信
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【マエサワ税理士法人 経営の哲学 其の75】

『最後は人間同士の信頼感がすべて』

コロナウイルス蔓延により、不要不急の外出ができなくなり、会社では様々なモバイルツ―ルによるテレワークが進み、効率化が叫ばれている。

しかし、突き詰めていけばどんな商売も最後は人対人。
相手と会い、話し、相手が何を求めているか考えなければ、相手にとっての良いサービスを提供することはできない。

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東京をはじめとする1都2府1道4県以外の39県ではひとまず緊急事態宣言が解除されました。東京ではまだ学校が再開されていないので学生の登下校の姿は見られませんが、5月8日以降明らかに動いている人の数は増えてきております。

マエサワ税理士法人でも顧問先様との月次監査の仕方などについて模索の日々となっております。コロナウイルスに対する考え方は顧問先様ごとに異なります。月次監査の延期を求められた顧問先様もいらっしゃいますし、そもそも会社を休業された顧問先様もいらっしゃいますし、テレワークを採用している顧問先様では月次監査や会議をするのにマエサワ税理士法人もweb会議で対応するということもございます。

決算等もありどうしても行かなくてはならない地方の顧問先様もありました。もちろん一番感染者が多い東京から行くので、お邪魔した顧問先様の社員の皆様から普段とは違う視線を感じることも。自分自身がPCR検査を受けている訳ではないので、体調が悪くないといってもコロナウイルスに感染していないと断言できないのが辛いところです。

リモートミーティングは直接会うのと同じ効果があるか?!

この2か月で感じたのは、顧問先様へ月次監査に伺い、社長へご報告させて頂くことができるのがいかに重要であるかということです。なぜ直接伺って社長と話すことが重要なのかを今日はお話させて頂きます。

我々の月次監査報告や会議は社長一人と行う場合ももちろんありますが、社長以外の経営幹部の方、店長、グループ会社の社長などが参加することも少なくありません。今は3密を避けなければならない以上、いつもの形式での会議を実施することができません。ですから中止あるいは延期になった会議もあり、多人数ではなく社長に対してだけ報告させて頂くこともありました。

またweb会議の形式で会議を行ったということもかなりございました。恥ずかしながら私はこれまではweb会議なるものをほとんど経験したことがありませんでした。しかしコロナウイルスのおかげで図らずもweb会議を知ることになりました。

Skype、Zoom、Teamsなどのミーティングツールがあります。どれも非常に便利で、基本的には会議の主催者が会議の参加者に招待メールを送り、会議の参加者は送られてきた招待メールに添付されているURLを開けばすぐにweb会議へ参加できます。

web会議の良いところは、相手の顔を見て話すことができるところです。メールだと喜怒哀楽の感情までは伝わらないので、誤解が生じやすくなります。電話だと声色で喜怒哀楽が分かる部分もありますが、会って話すのに比べれば不十分でしょう。そういう意味ではweb会議は相手と顔を見て話せるので電話に比べれば意思疎通が図れます。

ミーティングツールを利用すれば資料を画面に出すことで出席者全員が同時に見ることができます。業績を報告したり、説明するにはひとまず十分であるように感じました。

ただ…
社長の表情は見えるのですが、お互いに同じ空気を共有していないと出てこない会話があります。画面を通しての会話では広がらない話題があるのです。同じ空間にいれば私と社長がAという話ををしている最中に突然関係のないBという話がでてきて、またAに戻るということはよくあることです。

しかしweb会議だとAという話をするとAという話しかできませんでした。それは慣れの問題でしょう、という話もあるでしょう。その通りかもしれません。しかし実際に会って同じ空気を共有して話す内容とweb会議で話す内容の濃さはやはり違うように感じました。

メール→電話→web会議→直接会って話す というのは相手と話す内容の重要度に比例しているのかもしれません。連絡や日程調整などさほど重要でない事柄でなければ、メール・電話で済むかもしれませんが、報告となればweb会議、そして個別具体的な相談等になればやはり直接会わなければならない、と感じました。

我々がやるべきことは本質的には変わらない

マエサワ税理士法人の仕事の大きな部分に「儲けに対するご提案、お手伝い」ということを掲げております。この部分のお話を社長とするのに、今のところは残念ながらweb会議では足りないと感じます。社長の話す言葉の言外に含まれる意味合いは、直にお会いしていても本気で聞いていないと聞き流してしまうことがあります。

もし仮にweb会議でマエサワ税理士法人の仕事、「儲けに対するご提案、お手伝い」ができていると思っているとしたら、それは実は大したご提案ができていないのかもしれません。やはり現場の声、社長の声を聞いて感じることが重要で、それと業績をリンクさせることで社長と話す話に実を持たすことができると今回のコロナウイルスのおかげでより強く感じております。

もちろん、3密は避けなければなりません。web会議で代替可能な分野に関しては導入を進めてまいります。また皆様の会社の経理についてもこれを機会にクラウド会計システムを導入されるのもひとつかもしれません。クラウド会計システムが導入されていれば、場所が離れていてもマエサワ税理士法人と数字の共有はできますので、社長へのご報告もひとまずできそうです。そうなれば3密を避けつつ、例えば会社へ行かずとも、社長とだけお会いして様々な対策のお話はできそうです。

手探りの状況が続きます。しかし我々はとにもかくにも「儲けへのお手伝い」をさせて頂くべく、やってまいります。これからが本当に大変な時を迎えますが、是非とも頑張って乗り越えていきましょう。